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中川家・兄も経験したパニック障害、キンプリを脱退した岩橋の気持ちに理解。パニック障害原因や治療法とは?

こんにちは、Saoです。

人気グループ「King&Prince」(キンプリ)のメンバー岩橋玄樹さんが2021年3月末をもってグループから脱退し、事務所を退所すると発表しましたね。

「必ず病を克服し、皆様の前に立てる日を目指して治療に専念します」と、活動休止を発表したのは2018年11月。幼少期から患っていたというパニック障害の治療のために活動を休止していましたが、完治しなかったということで残念ながら事務所を退所することに。人気もあっただけに、本人もつらい選択だったと思います。

この「パニック障害」。

芸能人でパニック障害を患っていたという方は意外に多いようですが、乗り越えて今も活動されている方もたくさんいらっしゃいます。お笑い芸人中川家の兄・剛さんもその1人。

今回は、中川家の兄・剛さんも経験したパニック障害とは何がきっかけでどんな症状だったのか、乗り越えられたのはなぜか、そしてキンプリを脱退した岩橋さんについて剛さんが思う事、パニック障害の原因や治療法を調べてみました。

中川家の兄・剛さんも経験したパニック障害

中川家は、1992年に弟・礼二さんとコンビを結成すると、1996年には「ABCお笑い新人グランプリ」で最優秀新人賞を受賞。仕事が順調に増えていた1997年、兄の剛さんに「急に息が出来なくなる」という症状が現れます。

急行や特急に乗ると発作が出たため、各駅停車を何度も乗り降りしながら、それまでは30分で行けた大阪ー京都間を4時間かけて仕事にでかけていたそうです。

原因

性格が完璧主義

症状

急行や特急に乗ると「急に息が出来なくなる」という発作

対処法

各駅停車を何度も乗り降りしながら、30分で行ける距離をあせらず4時間かける

闘病期間

1997年から2001年までの4年間

 

当時のことを振り返り剛さんは、原因をこんなふうに語っています。

「27歳の時、ご飯を食べていて”急に息ができない”と感じた。今考えると、突然仕事が増えたことで、出だしの人間が10歳も20歳も上の先輩に堂々と絡みにいけるわけでもなく、顔色を伺いながら。それとストレスだったんじゃないか」

引用:https://times.abema.tv/news

慈恵医大第三病院の舘野歩医師によると、

プレッシャーがあって、期待を背負って、ご自身も頑張らないといけないみたいになると、そういったタイミングでパニック発作が起きることはよくある。気を遣う、内向的、几帳面、完璧主義、あるいは強い面と弱い面の両面を持たれているような性格の方がなりやすいと言われている。やはり周りの方に気を遣って、”頑張らなければならない”という意識が働いていたのではないか。動悸、息切れなどのパニック発作が数分きて、ピークが過ぎればおさまるがまたそれが起きるのではないかという”予期不安”によってパニック障害になっていく」

引用:https://times.abema.tv/news

と話しています。

この剛さんのパニック障害の原因については、「トミーズの雅さんが原因」と一部ネットに書いてありました。

お笑い芸人トミーズさんのレギュラー番組『トミーズのはらぺこ亭』(関西テレビ)に、後輩の中川家がゲスト出演した時、雅さんの発言で兄の剛さんが追い詰められ、それが原因で剛さんがパニック障害になった、というもの。

当時のトミーズ雅さんは、かなり天狗になっていたとも言われていて、周囲とのトラブルもかなりあったそうです。のちにご本人も「天狗になっていた」と認めたそうですが、天狗になっていたこの時期は、先輩に対しても横柄な態度を取っていたせいで、業界での評判もかなり悪かったということです。

そんな雅さんだったので「剛さんのパニック障害の原因はトミーズ雅さんにある」と言われてしまったのかもしれませんね。

真実はわかりませんが、剛さん本人も「出だしの人間が10歳も20歳も上の先輩に堂々と絡みにいけるわけでもなく、顔色を伺いながら。それとストレスだったんじゃないか」と話しているのをみると、雅さんの行動や言動が、剛さんのパニック障害を発症する要因の1つだった可能性はあるんじゃないかな、と思います。

剛さんが患ったときはまだ「パニック障害」という病名の浸透していない時代。

「気の持ちようだ」「辞めてしまえ」と、ひどいことも言われたそうです。それでも弟の礼二さんや周囲の人の支えによって、少しずつ症状は落ち着いていったといいます。

相方も最初は怒っていたが、汗をかいたり、手が震えたりしたりしていたので、ただ事じゃないなと段々分かってきたんだろう。

引用:https://times.abema.tv/news

目に見えるような、例えば「高熱が出る」とか「体中に湿疹が出る」とか、何か症状があれば、他人が見ても「病気で具合が悪いんだな」とわかってもらえますが、本人にしかわからない「痛みや辛さ」は目に見える症状がないため、「弱い人間だからだ!」とか「気の持ちようだ!」などと、ひどいことを言われてしまうんですよね。

とても辛かったと思います。

 「なんとか相方の礼二に分かってもらって、付いてきてもらった。人混みの圧迫感が辛く、各停に乗って2駅で降りて、また次の電車に乗って2駅乗っては降りて、を繰り返した。ラジオの仕事でも、スタジオの防音ドアを閉められると苦しくなる。食事も調子のいい時ぐらいだった。それが1年くらい続いた。治ったかなと思って、劇場の舞台袖まで行って、やっぱり無理だと家に帰ったこともある。そのときは礼二が1人でやった。いけたかな?と思ったらいけなかったという繰り返し。漫才中も、移動中もそうだった。仕事に行けないので休む、仕事がなくなる、もう一つ仕事に行けなくなる、なくなるという中で、結果として休むことになった」。

引用:https://times.abema.tv/news

当時の中川家のネタは、AとBが喋る内容をきっちり台本に起こして、一言も間違えたらいけないというような漫才をやっていたそうです。

しかし、それを止めたことで、気が楽になったと言います。

礼二が「自分が主に喋るから、それを邪魔したらいいから、とりあえず真面目に考えるな。お前はただ立っていてくれたらいいから」と言ってくれた。

引用:https://times.abema.tv/news

また、明石家さんまさんに「額にパニックのPというのをつけたコントを作ればいいじゃないか」と言われた時に、分かってもらえて、笑いにしてくれて、ホッとしたそうです。治った後には、本当にPを付けて、慌てるだけのコントをテレビでやったそうです!( *´艸`)

慈恵医大第三病院の舘野医師も

「”気のせい”というのがあまり良くない言葉だ。周りは声がけをしたり、理解して支えるような姿勢で寄り添うことが大事だ。パニック発作がライフスタイルを見直す機会だと思えば、生活を立て直して、人生を充実させるきっかけにもなると思う」

引用:https://times.abema.tv/news

と話されています。

剛さんの闘病は、1997年から2001年まで続きました。治療は薬を服用していたそうですが、薬がきつくてフラフラしたり、仕事の時にボーッとなり、眉毛もポロポロ抜けてきたこともあったそうです。

礼二さんのサポートや先輩たちの励ましにより、症状をありのままに受け止めた剛さんは、パニック障害を少しずつ克服していき、2001年、中川家は復活を賭けて第一回M-1グランプリに出演し、見事優勝を果たしたのです!

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キンプリを脱退した岩崎の気持ちに理解

また、「King&Princeの岩橋がUSJに遊びに行っていた」という報道について剛さんは「気持ちが分かる。多分、試したんじゃないか。本当はもう治っているんじゃないか、昨日は苦しかったけど、今日は治ったんじゃないかとと、調子がいい時はやってみたくなるものだ」と話し、岩橋さんの病気に対する苦悩に理解を示しました。

きっと同じようなことが剛さんにもあったんでしょうね。

岩橋さんには、焦らずゆっくり治療に専念し、自分を大切にしてもらいたいと思います。

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パニック障害の原因や治療法とは?

パニック障害

近年用いられるようになった病名で、「パニック症」は「不安症」の分類の一つ。

三大症状

  • 突然理由もなしに強い不安と共に動悸や発汗、手足の震えといった症状が起きる「パニック発作」
  • パニック発作が起こるのではないかと恐れる「予期不安」
  • 発作が起こりそうな場所や状況を避ける「回避行動」

他にも

  • うつ症状を併発する場合もあり、外出や仕事など日常生活に支障をきたす。
  • 死にそうな苦痛を感じ救急車で搬送されることも多いが、パニック発作で死亡することはない。
  • 原因は明らかになっていないが、環境・心理的な原因のほかに脳機能の異常も関わっているといわれている。
  • 早期治療により回復が見込まれている。

パニック障害の原因

メカニズムや原因は完全には明らかにされていないが、心理的な原因のほかに、脳神経機能の異常も関わっているといわれている。パニック症になる割合は100人のうち1~2人と多く、男性より女性の方が発症しやすい

過労、睡眠不足、ストレス、風邪など環境や心身の不調がパニック発作の引き金になる要因としてあげられ、家族歴があると発症リスクが高まると知られている。

パニック障害の治療法

パニック障害の治療方法

  • セロトニンを阻害する
  • ある種の抗うつ薬
  • 医師との対話という心理療法・精神療法の両方をバランスよく組み合わせていくことが大事

急性の発作を和らげるのは薬。効果があって副作用がないのが一番いいが、抗不安薬の中には眠気、ふらつきの副作用が出てしまう場合がある。

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中川家・兄も経験したパニック障害、キンプリを脱退した岩橋の気持ちに理解。パニック障害原因や治療法とは?まとめ

中川家兄も経験したパニック障害

  • 原因・性格が完璧主義。
  • 症状・急行や特急に乗ると「急に息が出来なくなる」という発作。
  • 対処法・各駅停車を何度も乗り降りしながら、30分で行ける距離をあせらず4時間かける。
  • 闘病期間:1997年から2001年までの4年間。

キンプリを脱退した岩崎の気持ちに理解

  • USJに行ったのは、多分、もう治っているんじゃないか、と試した可能性がある。
  • 調子がいい時はやってみたくなるものだから。

パニック障害の原因や治療法とは?

パニック障害の原因

  • メカニズムや原因は完全には明らかにされていないが、心理的な原因のほか、脳神経機能の異常も関わっている
  • パニック症になる割合は100人のうち1~2人と多く、男性より女性の方が発症しやすい
  • 過労、睡眠不足、ストレス、風邪など環境や心身の不調がパニック発作の引き金になる要因。
  • 家族歴があると発症リスクが高まる。

パニック障害の治療法

  • セロトニンを阻害する。
  • ある種の抗うつ薬。
  • 医師との対話という心理療法・精神療法の両方をバランスよく組み合わせていくことが大事。

 

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