こんにちは、Saoです。
スーパーで売られている野菜のなかで最も安価で、主婦だけでなく、一人暮らしの学生さんにも重宝される、もやし。
おいしくて栄養もあるし、何といっても安い!v(^^)v
さっと茹でたり、炒めたり、手軽に食べられる「もやし」は家計を助けてくれる心強い存在ですよね~。
しかし、そのもやしが今、消滅の危機にあるというのです。
どういうことなのか、調べてみました。
なぜ、もやしが無くなる?
・そもそも、もやしはどうしてそんなに安いのか?
もやしは、光も土もいらず一年中育つので、温度変化や災害の影響を受けないぶん、安くできます。
そのため、災害などで他の野菜が不作になって高騰しても、もやしは安定した価格で売れるのです。
また、大手メーカーが工場を作って生産量を増やしていった結果、過剰供給になってしまい、市場原理でだんだん値段が下がってきたという経緯もあるようです。
・生産者は窮地に!
ここ15年ほど、もやしの価格はどんどん下がる一方のようです。
(※参考:もやし生産者協会HP「もやしの統計」)
確かに、激安のスーパーなどでは、破格の値段で販売しているところもありますもんね!
安いのでこちらの消費者としては嬉しい限りですが…。
もやしの価格は下がる一方で、原料価格は10年ほどで約3倍に上がってるんだそう。価格は下がってるのに、生産コストだけが上がっているとなると、利益が得られないですよね。(+_+)
原料価格の高騰の原因は、原料を輸入している、中国やミャンマーにあります。
今、アジアはどんどん経済成長をして、インフレ傾向にあります。そうなると、現地の人の給料も高くなるので、そこから出荷されてくるものも値段が上がるということになります。
だからと言って、急にスーパーで3倍値上げするわけにもいかず。結果、廃業に追い込まれる生産者さんが増えてしまう、というわけなのです。
理想の小売価格は、38円~40円くらいなんだそう。
今、もやしは平均して20円くらいでしょうか。本当にどこのお店も安く販売していますよね。それだとスーパーも損してるし、生産者も損してるということになります。
しかし生産者さんたちも何の対策もしていないわけではなく、この悪循環をなんとか改善しようと、自助努力でもやしにオーガニックなどの付加価値を付け、買ってもらう努力をしています。
それでも一向に上がる兆しがないもやしの販売価格と、上がり続ける生産コスト。
経営を圧迫され続け、その状況に耐えきれなくなった多くのもやし生産者が廃業。
2009年には全国に230社以上あった生産者は100社以上減り、現在は130社を切っているそうです。
このままでは、庶民の味方のもやしは、高級食材になりなかなか入手困難・・・なんてことになりかねませんよね。(ノД`)・゜・。
スポンサードリンク
ところで、もやしって何?
もやしとは、豆を水にひたして発芽させた野菜。
もやしの先に、豆の殻がついていたりするので、みなさんも見たことはありますよね。
もやしは、大きく分けて
緑豆(りょくとう)もやし
大豆もやし
ブラックマッペもやしの3種類の分けられます。
流通の割合としては緑豆が85%、大豆が10%、ブラックマッペが5%くらいです。
・緑豆(りょくとう)もやし
一般的なもやしがこちらの緑豆もやし。
水分が多く、シャキシャキした食感がいいですね。
家で『もやし炒め』を作るときは、大豆もやしより緑豆もやしがおススメ。
大豆もやしは豆がついてるので、火が通りづらいですが、緑豆もやしのはサッと炒められます。
・大豆もやし
豆がついているのが特徴の大豆もやし。
栄養価が緑豆もやしの2倍!値段も緑豆もやしより、やや高めです。
ナムルや鍋には、大豆もやしがおススメ。
緑豆もやしだと食物繊維がそれほどしっかりしてないので、鍋に入れたらシャキシャキ感がなくなってしまいます。
・ブラックマッペもやし
ラックマッペとは「細もやし」で、関西で人気です。
広島のお好み焼きによく入っています。
細くてサッと火が通るのでしゃぶしゃぶにおススメ。
スポンサードリンク
もやしは栄養価の高い野菜!
もやしは、発芽野菜。
発芽の際、ビタミンやミネラルがかなり増えていて、低カロリーなわりに、実は栄養価が高いありがたい野菜なのです!
トマトやナスは、1つの種からたくさん実をつけますが、もやしは豆1個から1本しかできません。ぎゅっ!と栄養が詰まってる感じがしますね。
スポンサードリンク
【驚愕!】もやしが無くなる!?もう食べられなくなるかも!のまとめ
そもそも、もやしはどうしてそんなに安いのか?
- もやしは、一年中育ち、温度変化や災害の影響を受けないため、安定した価格で売れる。
- 生産量を増やして過剰供給になり、市場原理でだんだん値段が下がってきたため。
生産者は窮地に!
- 原料価格は10年ほどで約3倍に上がり、利益が得られない。
- 理想の小売価格で販売できないため、スーパーも生産者も利益が上がらない。
- 経営を圧迫され続け、耐えきれなくなった多くのもやし生産者が廃業。
もやしって何?
- もやしとは、豆を水にひたして発芽させた野菜。
- もやしは、緑豆(りょくとう)もやし、大豆もやし、ブラックマッペもやしの3種類。
もやしは栄養価の高い野菜!
- 発芽野菜で低カロリー、栄養価が高い。
商品が安いとうれしいのが消費者心理ですが、その結果、もやしが食べられなくなったり、将来、高値でしか手に入らなくなることはなんとか避けたいもの…。
まずは、消費者の私たちも、もやしの適正価格をしっかり認知することが大事なんじゃないでしょうか。
どうかこれからも美味しく もやしを食べ続けられますように…。(/ω\)
こんにちは、Saoです。今の時期、りんごがおいしいですよね!「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがある通り、 りんごには高血圧など生活習慣病の予防などに効果があるので、1日1個は食べたい今が旬のフルーツです。[…]
Thank you so much for watching