母から娘に引き継いでいいもの?
ひな祭りに飾られるひな人形は「生まれてきた赤ちゃんのためだけ」に、健康で元気にすくすく成長しますように、との願いを込めて飾るもの。
赤ちゃんの厄の身代わりになって、病気やけがをしないように守ってくださいね、と願い飾るものなので、神社やお寺のお守りと同じなのです。
お守りは、親や姉妹と共有はしませんよね。ひな人形もこれと同じと考えられます。
また、ひな人形は、お子さんが実際に手を触れてその子の災厄を移すものですので、分別が分かる年齢になったら親子で一緒に飾ったり、しまったりしましょう。
その時、送り主である祖父母や両親に感謝する気持ちや、物を大切にする心、家族の絆を教えるいい機会だと思います。
人形を壊したり汚したりしても、それはお子さんの災厄をひな人形に肩代わりしてもらったと考え、お子さんを叱ったりしないようにしましょう。
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処分する方法は?
ひな人形は、人の思いが一杯に詰まっているお人形ですので「処分してしまって、不幸が訪れると怖い」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ひな人形は負の効果は一切ない、穢(けがれ)のない人形なので、処分したからといって、不幸が訪れるようなことはないそうですよ。
お子さんと一緒に成長してきたひな人形ですから、丁寧にご供養なさりたいと考える方は、お寺や神社へお願いしてみるのもよいですね。
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してはいけないこと
意外と知られていませんが、しない方がいいことが、2つあります。
1つは、先の項目でも触れましたが、ひな人形は、災厄を身代わる風習を引き継いだものですから、姉妹で共有したり、親から子へ譲ることは、厄除けという本来の姿から外れ、逆に災いを共有したり、引き継がせることにもなりかねないので、やめましょう。
そしてもう一つは、3月3日の節句の前日(3月2日)に、ひな人形を飾るのは「一夜飾り」とも言われ縁起が悪いとされています。
その理由は、お葬式のときと同じように一夜飾りに通ずるため。
お通夜の準備をした翌日に葬式
ひな祭りの前日に慌てて飾るのは、良くないと言うことです。
おひな様は子供を厄から守ってくれる、神様のような存在です。
なので、できるだけ長く飾りましょう!\(^o^)/
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まとめ
ひな祭りとは
- もともとは邪気や厄を払うための行事。
- ひな祭りが3月3日に定められ、女の子の健やかな成長と幸せを願う日として定着したのは、江戸時代。
- ひな祭りは別名「桃の節句」といわれ、長寿や魔除けの力があるとされたことから、桃の花が飾られるようになった。
- ひな祭りは、ちらし寿司や蛤のお吸い物を食べてお祝いをするのが一般的。
- ひし餅は下から緑、白、桃色と色の順序が決まっている。白は雪を、緑は植物を、桃色は生命を意味している。
- ひなあられは、4色が日本の四季を表し、ひし餅同様、自然のエネルギーを得て健康に過ごせるように。
- ちらし寿司は、「将来食べるものに困りませんように」との願いが込められている。
- 蛤のお吸い物には、「ぴったりと合う生涯のパートナーと一生添い遂げられますように」という願いが込められている。
いつから飾っていいの?
- 一般的に「立春(2月4日頃)から桃の節句(3月3日)の1週間前くらいまで」に飾り終える。
- 「節分(2月2日)が終わったらひな人形を飾る」と、覚えておくよい。
いつ片付ける?
- 「桃の節句(3月3日)が終わった後のなるべく早い時期」が望ましい。
- 「雛人形をしまうのが遅くなると、婚期が遅れる」は、迷信。
- ひな人形は湿気に弱いため、天気が良く湿気が少ない日にしまう。
母から娘に引き継いでいいもの?
- ひな人形は「生まれてきた赤ちゃんのためだけ」に願いを込めて飾るもの。
- 赤ちゃんの厄の身代わりとなる、お守りのようなもの。親や姉妹と共有しないように。
処分する方法は?
- ひな人形は、処分したからといって、不幸が訪れるようなことはない。
- 丁寧にご供養なさりたいと考える方は、お寺や神社へお願いしてみる。
してはいけないこと
- ひな人形は、姉妹で共有したり、親から子へ譲ることは、逆に災いを共有することにもなりかねないので、やめましょう。
- 3月3日の節句の前日(3月2日)に、ひな人形を飾るのは「一夜飾り」と言われ縁起が悪い。
古くから続く想いは大切にしながらも、お子さんの成長を家族みんなで喜び、楽しむのが1番です。 お祝い事は何よりもお祝いしたいという気持ちが大切ですものね。(´艸`*)
こんにちは、Saoです。初詣や旅行先でお参りした時など、寺社でいただくお守りは、日本人にとって非常に馴染みのあるものです。しかしその意味について、はっきりと理解している人は少ないのではないでしょうか。さらには[…]
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