こんにちは、Saoです。
みなさん年賀状は、毎年出されていますか?
大切な人と交わす年賀状。
人とのつながりを大切に、相手を思いやる日本人の国民的行事!
しかし、年賀状を書いている時、「謹賀新年」?「賀正」?どれがいいのかな?
日付は「元旦」?「元日」?・・・など迷ったりしたことありませんか?
なんとなくバランス的にこっちかな、なんて感じで決めちゃったり(^^;
意外と知らない年賀状のこと、少し調べてみました。
書き損じた年賀はがきや、逆にあまってしまった年賀はがきの対処法も、調べてみました。
「年賀状」の始まり
年賀状は、遠方で年賀の挨拶に行けない人に、挨拶をする目的で始まったもの。
日本人って、本当に律儀ですよね~( *´艸`)
意外と年賀状の歴史は古く、平安時代までさかのぼります。
日本最古の年賀状といわれるのが、平安時代の学者、藤原明衡が作った手紙の文例集「庭訓往来」にある正月の文例。
『春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候』とあります。
明治6年(1873年)12月に「郵便葉書」が発行され、安い料金で簡単に手紙が出せるようになります。
年賀状と通常郵便が区別される「年賀特別郵便制度」は明治32年(1899年)にはじまり「お年玉付き年賀葉書」は昭和24年(1949年)12月に発売され、今に至ります。
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あて名は縦書き?横書き?
日本語は縦書きが正式ですので、本来は年賀状も縦書きが良いとされています。
ただし、表面と裏面で縦横をそろえるのが基本なので、裏面のデザインが横向きなら宛名も横書きにします。
目上の人に出す場合は、宛名面、裏面ともに縦書きのほうが良いです。
裏面が全面写真のなどで表面にメッセージを書きたい場合は、横書きのほうが読みやすいです。親しい相手であれば、横書きでも大丈夫です。
表には自分の住所・氏名も書いた方がいいの?
自分の住所と氏名は、裏面に書いてある場合は不要です。
表に書く場合は、郵便番号欄の幅におさまるように書きます。
差出人情報は、郵便番号、住所、氏名は必ず書きましょう。ほかに電話番号やメールアドレスを加えてもよいですね。
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敬称の使い方
宛名には必ず敬称を付けます。敬称は個人宛か会社宛によって使い分けます。
個人に送る場合
・「様」を使うのが一般的で、誰にでも使える敬称です。
例) 日本太郎様
・夫婦や家族連名の場合はそれぞれに様をつけます。
例) 日本太郎様花子様
・家族全員宛の場合は「ご一同様」を使います。
・恩師や医師、弁護士、政治家などには「先生」を使います。親しくつきあっている場合は「様」でも良いです。
例) ○○○○大学 日本太郎先生
取引先や会社に送る場合
・会社におくる場合は「御中」をつけます。
例) ○○○○株式会社 御中
・部署をつける場合は部署に「御中」をつけます。御中をつけるのは一度だけです。
例) ○○○○株式会社 営業部御中
・特定の人に送る場合は会社名には御中をつけず、人名に「様」をつけます。株式会社や有限会社は略しません。
例) ○○○○株式会社 日本太郎様
・役職を書く場合は、名前の上に小さめに書きます。役職はそれ自体が敬称なので、課長様、部長様、社長様とは書きません。
例) 社長 日本太郎様
よく使われる賀詞の種類と意味
「賀詞」とは、お祝いの言葉のことですが、特に新年を祝う言葉を指すことが多いです。
新年の賀詞といえば、「あけましておめでとうございます」や「謹賀新年」など和文のほか、最近は「Happy New Year!」のような英語の賀詞もよく使われます。
1文字の賀詞
- 賀・・・・喜び祝うこと。
- 春・・・・新年。
2文字の賀詞
- 迎春・・・新春(新年)を迎えること。
- 賀正・・・正月を祝うこと。
- 頌春・・・新春をほめたたえること。
4文字の賀詞
- 謹賀新年・・・つつしんで新年を祝うこと。
- 恭賀新年・・・うやうやしく新年を祝うこと。
口語の賀詞
- あけましておめでとうございます
- 新年おめでとうございます
- 謹んで新春のご祝詞を申し上げます
- 輝かしい初春をお慶び申し上げます
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賀詞を使うときに注意すること
目上の人には2文字の賀詞は避ける
2文字の賀詞である「賀正」には、「しあわせ」「新しい年」と言い切るだけで、相手に敬意を表す言葉や態度が含まれていません。
そのため、職場の上司や学校の恩師などの目上の人に「賀正」を使うのは失礼にあたります。
目上の人に年賀状を送る場合は、敬う意味をこめた四字熟語の賀詞を使うのが礼儀です。
賀詞は重複して使わない
イラストやデザインに「頌春」や「Happy New Year」といった賀詞が記されているのに、本文にも「あけましておめでとうございます」と書くのは、重複してしまうので気を付けましょう。
また、以下のような賀詞自体の誤りもあります。
「新年あけましておめでとうございます」
よく見かける表現で「新年」と「あけまして」の意味が重複しています。
「新年おめでとうございます」もしくは「あけましておめでとうございます」を使います。
日付は?
一般的には「元日」や「元旦」を使います。
元日は「1年の始めの日」という意味。
元旦は「1月1日の朝」のことです。「旦」の字は水平線から太陽がのぼっている様子を表しています。
「元旦」と「元日」。1月1日に届くように投函した年賀状のみに用いることができます。
1月1日に配達される年賀状は、基本的に午前中に届けられるので「元旦」という言葉を使うことが多いそうです。
1月1日を過ぎてから書いた年賀状など、元旦に届かないことが明らかな場合は「元旦」とは書かず、「一月」「正月」などの言葉を使います。
松の内(1月7日)を過ぎる場合は年賀状ではなく、寒中見舞いとして出しましょう。
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書き損じた年賀はがきは郵便局へ
書き損じや、余った年賀はがきは郵便局へ持って行き、手数料を払えば通常の切手やはがき、特定封筒(レターパック封筒・スマートレター封筒)などに交換してくれます。
ただし、料金印面(左上の63など料金が印字されている部分)が破損、もしくは汚損しているものは無効なので注意が必要です。
また、宛名不明で戻ってきた年賀はがきも交換できないので注意!
手数料は現金で支払うか、手数料分を差し引いた料金相当の切手やはがきを受け取ることもできるようです。
販売期間内であれば、その年の年賀はがきにも交換してもらえます。
まとめ
・年賀状は、遠方で年賀の挨拶に行けない人に、挨拶をする目的で始まったもの。
・あて名は、縦書きが良い。ただし、表面と裏面で縦横をそろえるのが基本。
・自分の住所と氏名は、裏面に書いてある場合は不要。表に書く場合は、郵便番号欄の幅におさまるように書く。
・宛名には必ず敬称を付ける。敬称は個人宛か会社宛によって使い分けを。
・目上の人に年賀状を送る場合、敬う意味をこめた四字熟語の賀詞を使うのが礼儀。
・賀詞は、重複しないよう気を付ける。
・元日と元旦は1月1日に届くように投函した年賀状のみに用いることができる。
・元旦に届かないことが明らかな場合は「一月」「正月」などの言葉を使う。
・松の内(1月7日)を過ぎる場合は、寒中見舞いとして出す。
・書き損じや、余った年賀はがきは郵便局で、切手やはがきと交換できる。
年賀状は、普通はがきにはない、特別な意味があります。
新年の挨拶は携帯で、という方も少なくないと思います。
確かにメールやLINEは、手間も少なく手軽ですが、もし元日に一枚も年賀状が届かなかったら、お正月はなんだか寂しく感じる気がします。
師走の忙しい最中に年賀状を書くのは大変な作業ですが、1年に一度のご挨拶です。
送る相手を想いながら、年賀状を書いてみませんか( *´艸`)
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